課題解決事例
キー溝とキー幅との間のガタつき(緩さ)をなくしたい、脱落・抜け落ちを防止したい
キー溝とキー幅との関係は意外と不安定です。キー溝とキーとのあいだに過度に隙間が生じると、緩い状態になってしまいます。こうした状態はマシンの精度不良、耐久性に影響してきます。弊社はこの問題を、キーの公差を厳しくすることで解決しました。
キーのガタつきはマシンの精度や耐久性を下げる要因にもなるため、解消をご提案
キー溝とキー幅との関係は意外と不安定です。
当社の調査ではキー溝専用のエンドミルの公差は0~-0.02のものが一般的に使われています。
しかし8㎜のキーを例にとると市販のキー幅は0~-0.036の公差でできています。
つまりキー幅が下限で製作されている場合、キー溝とキーとのあいだに隙間が生じるため、緩い状態になってしまいます。こうした状態はマシンの精度不良、耐久性に影響してきます。
弊社のお客様もこの問題にお困りでご相談頂きました。
キー幅を全てエンドミル公差と同じに変更し、ガタつきを解消
お客様と相談してキー幅をすべてエンドミル公差と同じ0~-0.02にしました。その結果、キーはすべてキー溝にしっくりと入り、(木ハンマーで叩いて入れる)キー溝のガタつきもなくなり、脱落する心配もなくなりました。
当社はJIS規格のキー幅公差を狭めたキーを製作することもできますのでご相談ください。